歴史的円安1ドル163円、オルカン・S&P500積立はどうする?
1ドル163円台という、1986年12月以来およそ39年7ヶ月ぶりの円安水準のニュースを見て、不安になっていませんか。
「こんな円安の時に、オルカンやS&P500の積立を続けていいのか」「為替で損しているんじゃないか」——そう感じるのは自然なことです。
結論から言うと、積立は淡々と続けることをおすすめします。為替がこの先どう動くかは誰にも読めません(断定はできません)。だからこそ、為替のタイミングを狙って売買するのではなく、仕組みに任せる、という考え方です。
なぜ今、円安なのか
2026年7月下旬、円相場は1ドル163円台まで下落し、1986年12月以来およそ39年7ヶ月ぶりの円安水準となりました。中東情勢の緊迫による有事のドル買いや、国内の財政・金融政策への見方などが背景と報じられています。政府・財務相はこの円安をけん制する発言を行っており、為替介入への警戒感も市場にはあります(介入が実際に行われるか、いつ行われるかは誰にも分かりません)。
ただし、円安の理由を正確に当てられても、次の相場は読めません。だからこそ仕組みで積み立てます。
※本記事の内容は2026年7月時点の情報に基づきます。最新の為替動向は各種報道でご確認ください。
理由:海外株投信の基準価額は「株価×為替」で決まる
オルカン(全世界株式)やS&P500のような海外株の投資信託は、円建てで基準価額が表示されていますが、中身は「現地の株価」と「為替レート」のかけ算で決まっています。
例えば1ドル100円が163円になれば、同じ1万ドル分の米国株でも円換算の評価額は約1.63倍になります(逆に円高に振れれば、同じ計算で目減りします)。これはあくまで為替だけを取り出した説明用の計算例で、実際には株価自体も日々動きます。
つまり、円安は今の評価額を押し上げる方向に働きますが、将来円高に戻れば同じ理屈で評価額は下がります。為替は上がったり下がったりを繰り返すものであり、一方向に進み続けると決まっているわけではありません。
そして、毎月の積立投資は、株価だけでなく為替についても、買うタイミングが分散されます。円安の時も円高の時も、同じ金額で買い続けることで、特定の為替水準に集中して買ってしまうリスクを避けられる、という考え方です。
マシマシおやじの実体験:円安局面でも積立は変えていません
私自身、この円安局面でも積立額や積立先を変更していません。
以前、トランプショック(相場が急落した局面)が起きた時も、NISAで一括投資をしてそのままホールドしました。値動きが大きい局面で慌てて売買を変えるより、決めた方針を続けることが、結果として良かったと感じています。
為替のニュースを見るたびに積立を止めたり再開したりしていては、かえって判断のたびにストレスがかかります。今回の円安局面でも、同じ考え方で淡々と続けています。
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注意点:知っておいてほしいこと
円高に反転すれば、評価額は下がります。 これは為替が正常に動いているだけで、投資信託の運用がおかしくなったわけではありません。長期で積み立てる前提であれば、短期の為替変動に一喜一憂しすぎないことが大切です。
為替ヘッジありの投資信託という選択肢もあります。 為替の影響を抑えたい場合、為替ヘッジ付きの商品を選ぶという考え方もありますが、ヘッジにはコストがかかりますし、この記事では特定の商品を推奨するものではありません。気になる方はご自身で調べたうえで判断してください。
生活防衛資金は円のまま確保しておいてください。 病気や失業などまさかの時にすぐ使えるお金は、為替や株価の影響を受けない円預金で持っておくことが大前提です。
積立をどこまで続けるか、実データで検証した記事はこちらです。
40代からの投資の考え方を全体像で知りたい方は、こちらのロードマップ記事もご覧ください。
まとめ:為替が読めないからこそ、仕組みに任せる
1ドル163円台という歴史的な円安水準は、たしかに気になるニュースです。ですが、円安の理由を正確に説明できても、次に為替がどう動くかは誰にも読めません。
海外株の投資信託は株価と為替のかけ算で動くため、円安は今の評価額を押し上げますが、円高に戻れば同じ理屈で下がります。だからこそ、為替のタイミングを狙って積立を止めたり再開したりするのではなく、決めた金額を淡々と積み立て続けることをおすすめします。
生活防衛資金だけは円で確保したうえで、あとはいつも通りの積立を続けてみてください。
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管理人
資産マシマシおやじ
都内会社員・48歳
- 📅 40歳から投資スタート(投資歴8年)
- 👨👩👧👦 子供2人(8歳・5歳)・住宅ローンあり
- 💰 世帯年収:約650万円
- 📊 投資手法:NISA・高配当株
- 🏄 趣味:サーフィン・ラーメン食べ歩き