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NISA・積立投資

旧NISAはいつまで非課税?「期限内に売らなきゃ」は誤解です

「旧NISA、非課税期間が終わる前に売らないといけないんですよね?」

そう思い込んでいる人に、私の周りで何人か会ったことがあります。売らなきゃ、と焦って調べているうちに、余計にわからなくなってしまう——そんな声もよく聞きます。

結論から言うと、それは勘違いです。今日は、旧NISAの非課税期間と、期限が来たら実際どうなるのかを、図解で整理していきます。


結論:期限内に売る必要はありません

旧NISA(旧つみたてNISA・旧一般NISA)は、非課税期間の期限が来る前に、慌てて売る必要はありません。

期限を迎えても何もしなければ、自動的に課税口座(特定口座など)に移されるだけです。手続きを忘れて損をする、ということもありません。

ただし、「旧つみたてNISAは20年」「旧一般NISAは5年」と、非課税でいられる期間がまったく違います。自分がどちらを・いつ買ったかによって、考えるべきことが変わってきます。まずはそこから見ていきましょう。

※本記事の内容は2026年7月時点の制度に基づいています。最新情報は金融庁・お使いの証券会社の公式情報でご確認ください。


仕組みの解説:旧つみたて20年・旧一般5年、期限は「買った年」ごとに来る

まず、非課税でいられる期間の長さです。金融庁の資料には、次のように明記されています。

「つみたてNISA:購入した年から20年間は非課税」「一般NISA:購入した年から5年間は非課税」(金融庁「NISAを利用する皆さまへ」より

旧つみたてNISAは20年、旧一般NISAは5年。この長さの違いがまず大前提です。

そしてもう一つ大事なのが、「期限は買った年ごとに順番に来る」という点です。毎年コツコツ買い付けていた人は、一番古く買った分から先に非課税期間が終わっていきます。

旧つみたてNISAは購入年から20年間、旧一般NISAは購入年から5年間、それぞれ非課税で保有できる期間を示すタイムライン図。一番古く買った分から順番に非課税期間の満了が来ることを表している

例えば旧つみたてNISAなら、2018年に買った分は2037年末まで、2023年に買った分は2042年末まで非課税です。同じ「旧つみたてNISA」でも、買った年によって満了年がずれていきます。

期限が来たら、売らなければどうなるのか

ここが今回いちばん伝えたいところです。非課税期間が終わっても、売却していなければ、自動的に課税口座(特定口座・一般口座)へ払い出されます。自分で何か手続きをしなくても、証券会社側で移してくれます。

旧NISAの非課税期間が終わった後、売却していなければ自動的に課税口座へ払い出され、その時点の価格が新しい「買った値段」として書き換わる3ステップの図解

例えば、100万円で買った商品が非課税期間の満了時に150万円になっていたとします。この場合、値上がりした50万円分に税金がかかることはありません。非課税のまま確定します。そして、課税口座に移った後の「買った値段」は150万円に書き換わり、そこから先の値動きだけが課税の対象になります。

※この払い出しと「買った値段」の書き換えの仕組みについて、金融庁の公式サイト上に同様の明記は見当たりませんでした。この部分は証券会社(SBI証券の公式FAQなど)の説明を参考にしています。制度の根幹に関わる部分ですので、正確な扱いはお使いの証券会社に確認することをおすすめします。

つまり、「非課税期間が終わる=売らなければいけない」わけではなく、「非課税期間が終わる=課税口座に移るだけ」ということです。慌てて売る理由にはなりません。


新NISAとの関係:別枠管理・移管(ロールオーバー)は不可

もう一つよくある誤解が、「旧NISAを持っていると、新NISAの1,800万円の枠が減るのでは」というものです。これも誤解です。

「2023年末までに、つみたてNISAおよび一般NISAの口座において投資した商品は、2024年1月以降はNISAの外枠で管理され」(金融庁 NISA特設ウェブサイトより

旧NISAの残高は、新NISAの生涯非課税保有限度額1,800万円とは別枠で管理されます。旧NISAをいくら持っていても、新NISAの1,800万円が目減りすることはありません。

旧NISAと新NISAの生涯非課税保有限度額1,800万円は別枠で管理され、旧NISAの残高があっても新NISAの枠は減らないことを示す図解

また、旧NISAの商品を新NISAへそのまま移す(ロールオーバーする)こともできません。

「非課税期間終了後、2024年からのNISA制度に移管(ロールオーバー)することはできません」(金融庁 よくある質問より

もし旧NISAの商品を新NISAの枠で持ちたい場合は、一度売却してから、新NISAの枠で改めて買い直す、という形になります。

新NISA自体の非課税枠の使い方(売っても枠が復活する仕組みなど)が気になる方は、こちらの記事もどうぞ。

NISAは売っても枠が復活|買った値段・翌年・年間枠の3ルール図解


マシマシおやじの実体験:我が家の旧つみたてNISAはどうしているか

ここからは我が家の実例です。

我が家は夫婦それぞれ、旧つみたてNISAでeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を積み立てていました。2026年7月時点、口数×基準価額からの概算で、夫婦合計の評価額は約290万円、うち含み益は約180万円です。投資元本の2.7倍ほどに育っている計算になります。

一番古い分から非課税期間の満了を迎えていくので、我が家の場合は2040年代前半にかけて、順番に課税口座へ移っていく見込みです。

この旧つみたてNISA分は、我が家では老後資金の区分にしています。方針としては、非課税期間が続く限り、何もせず持ち続けます。売る予定はありません。

非課税期間という名の「ボーナスタイム」がまだ十数年残っている——そう考えると、慌てて動く理由がないというのが、正直な感想です。

我が家の資産状況全体(他の資産も含めた最新の内訳)はこちらにまとめています。

合計2,549万円!家族4人の資産を全公開【2026年7月版】

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注意点:売る・持つの判断は人それぞれです

最後に、気をつけてほしい点をまとめます。

この記事は「売るべき」「持ち続けるべき」を勧めるものではありません。 非課税期間が終わった後にどうするかは、その人の資産状況やライフプランによって正解が変わります。我が家は「何もせず持ち続ける」方針にしていますが、これはあくまで我が家の判断です。

旧一般NISAを持っている方は、満了年の確認を急いだほうがいいかもしれません。 旧一般NISAの非課税期間は5年と短く、旧つみたてNISAより先に満了が来ます。自分がいつ購入した分をいくら持っているか、証券会社のマイページなどで確認しておくと安心です。

課税口座に移った後の値動きには、通常どおり税金がかかります。 非課税期間中の含み益が非課税で確定するのは、あくまで移る「その時点」までの話です。移った後にさらに値上がりした部分は、売却時に課税対象になります。

この記事の内容は2026年7月時点の制度です。 NISA制度は過去にも改正されてきた経緯があり、最新の制度内容は金融庁の公式サイトやお使いの証券会社の案内で必ずご確認ください。投資は自己責任でお願いします。

非課税期間が終わった後、実際にいつ・どう取り崩すかを考えたい方は、こちらの記事もどうぞ。

NISAの出口戦略|40代、学費のために売れるか自問した話

積立をいつまで続けるか、やめどきを考えたい方はこちらもどうぞ。

積立はいつまで続ける?我が家の数字で「やめどき」を計算した結果


まとめ:まず自分の旧NISAを確認するところから

旧NISAは、非課税期間の期限内に売らなければいけない制度ではありません。何もしなければ、自動的に課税口座へ移るだけです。それまでの値上がり分は非課税のまま確定します。

ただし、旧つみたてNISAは20年、旧一般NISAは5年と、非課税でいられる期間がまったく違います。そして新NISAとは別枠で、移管(ロールオーバー)もできません。

まずやるべきことは、自分が「旧つみたてNISAと旧一般NISA、どちらを・いつ買ったか」を確認することです。証券会社のマイページで、保有商品ごとの非課税期間の満了年を調べてみてください。そこから、この先どうするかを考えても遅くはありません。

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※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資商品の購入や売却を推奨するものではありません。制度内容は2026年7月時点のものであり、今後変更される可能性があります。最新情報は金融庁の公式サイトやお使いの証券会社で必ずご確認ください。投資は自己責任でお願いします。

管理人

管理人

資産マシマシおやじ

都内会社員・48歳

  • 📅 40歳から投資スタート(投資歴8年)
  • 👨‍👩‍👧‍👦 子供2人(8歳・5歳)・住宅ローンあり
  • 💰 世帯年収:約650万円
  • 📊 投資手法:NISA・高配当株
  • 🏄 趣味:サーフィン・ラーメン食べ歩き
詳しいプロフィール →