株価暴落で売るべき?投資をやめる前に考えたい40代の視点
株価が大きく下がると、「このまま持っていて大丈夫だろうか」「今のうちに売ったほうがいいのでは」と、夜も落ち着かなくなりますよね。実は私も、過去に一度、暴落をきっかけに投資から退場した経験があります。今回はその経験を踏まえて、暴落時にどう向き合うかを考えてみます。
暴落すると、なぜ売りたくなるのか
含み損が増えていくのを見ると、「これ以上減る前に」という気持ちが強くなります。SNSやニュースでも暴落の話題が増え、不安をあおるような情報が目に入りやすくなる時期でもあります。さらに下がるかもしれないという恐怖が先に立ち、冷静な判断がしづらくなるのは、投資をしている人なら誰にでも起こりうることだと思います。
私が一度、投資から退場した理由
私自身、リーマンショックの時に個別株で大きな損失を出し、売却してから一度、相場から離れました。当時は毎日のように株価をチェックし、短期の値動きに一喜一憂していました。今振り返ると、銘柄の選び方や投資の方法そのものよりも、値動きとの向き合い方に問題があったのだと思います。
売った後に起きたこと
一度売ってしまうと、次はいつ買えばいいのか分からなくなりました。株価が上がれば「もう遅い」と感じ、下がれば「まだ下がるかもしれない」と感じ、結局何年も相場から離れたままの期間がありました。その間に投資信託のひふみプラスを購入したこともありましたが、これも結局売却してしまいました。振り返ると、一度手放したことで、再び踏み出すタイミングを自分では見極められなくなっていたのだと思います。その後、投資を再開してからは、そこから数えて投資歴8年になります。
コロナショックを経て変わった考え方
転機になったのがコロナショックです。このときは、以前とは違い、下落している局面でも買い向かうことができました。相場がどこまで下がるか、いつ戻るかを正確に予測することは誰にもできません。だからこそ、予測に頼るのではなく、続けられる仕組みを先に用意しておくことの方が大事だと感じるようになりました。
NISAで売却すると非課税枠はどうなるか
暴落時に「売ってしまおう」と考えたとき、気になるのがNISAの非課税枠です。NISAは売却すると、その分の非課税枠が翌年以降に復活する仕組みになっています。ただし、年間の投資枠には上限があるため、復活した枠をいつどう使うかは別の話です。私自身、一度手放してから戻るタイミングに悩んだ経験があるからこそ、売却を判断する前に、この枠の仕組みは知っておいて損はないと思います。詳しい仕組みはこちらにまとめています。
暴落したときに確認したい3つのこと
暴落して不安になったときほど、感情だけで「売る」「売らない」を決めるのではなく、次の3つを確認するようにしています。
1. そのお金はいつ使う予定か 数年以内に使う予定があるお金と、当面使う予定のないお金とでは、暴落への向き合い方は変わってくると思います。
2. 投資した理由は変わったか 暴落そのものではなく、最初に投資を始めた理由(老後資金のため、など)が今も変わっていないかを確認しています。理由が変わっていなければ、株価の動きだけで判断を変える必要はないはずです。
3. 下落している理由を理解しているか 何が原因で下がっているのかを自分なりに理解しているかどうかも、判断材料の一つにしています。理由が分からないまま感情だけで動くと、後から振り返って納得できないことが多いように感じます。
40代の私が大切にしていること
今は新NISAでS&P500・オルカン・NASDAQ100などに投資しています。NASDAQ100については、下落している局面で一括購入したことがあります。株価が下がっているタイミングだからこそ判断した部分もありますが、完璧な底値を狙って買ったわけではありません。
銘柄選びで悩んだ経験がある方は、オルカンとS&P500どちらを選ぶか実際に比較した記事も書いているので、よければ参考にしてください。
S&P500は毎日1,500円ずつ、現金決済で積み立てています。40代の今大切にしているのは、完璧なタイミングを狙わないこと、そして続けられる仕組みにしておくことです。
もうひとつ、証券口座の残高はあまり見ないようにしています。実際、口座の残高が足りなくなっていることに気づかず、積立の買付が飛んでしまっていたこともありました。資産の増減を毎日確認すると、それだけ値動きに気持ちが左右されやすくなると感じているので、我が家はあえて見に行く頻度を減らしています。リスクをどこまで受け止められるかは人によって違うので、これはあくまで我が家のやり方です。
積立自体をいつまで続けるか、我が家なりに数字で考えたこともあるので、こちらもあわせてどうぞ。
よくある質問
Q. 暴落したら投資をやめるべきですか? A. 一概には言えません。使う予定のあるお金かどうか、最初に投資を始めた理由が変わっていないかなど、暴落そのものではなく自分の状況を確認したうえで判断することをおすすめします。
Q. NISAで一度売却すると損ですか? A. NISAは売却すると非課税枠が翌年以降に復活する仕組みがあります。ただし年間の投資枠には上限があるため、売却が有利か不利かは状況によります。詳しくは関連記事でまとめています。
Q. 暴落時に買い増しした方がいいですか? A. 買い増しが有効かどうかは相場や個人の状況によって異なり、断定はできません。私自身はコロナショックの際に買い向かった経験がありますが、これは我が家の一例に過ぎません。
Q. 投資から一度離れても再開できますか? A. 私自身、リーマンショックをきっかけに一度相場から離れましたが、その後、投資を再開しました。再開のタイミングに正解はないと感じています。
まとめ
暴落したときに売るべきか、持ち続けるべきか。その答えは人によって違います。大事なのは、そのお金をいつ使う予定か、投資を始めた理由は変わっていないかを確認したうえで判断することだと思います。感情だけで決めてしまうと、後になって「あのとき何を考えていたのか分からない」となりがちです。投資は自己責任です。この記事が、暴落時に立ち止まって考えるきっかけになればうれしいです。
新NISAでの投資の全体像は、こちらのロードマップにまとめています。
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資産マシマシおやじ
都内会社員・48歳
- 📅 40歳から投資スタート(投資歴8年)
- 👨👩👧👦 子供2人(8歳・5歳)・住宅ローンあり
- 💰 世帯年収:約650万円
- 📊 投資手法:NISA・高配当株
- 🏄 趣味:サーフィン・ラーメン食べ歩き